不動産を購入すると、助成制度や税金の控除などお得な制度が利用できます。
住宅を購入しただけで現金がもらえる「すまい給付金」制度はそんな支援制度の一つです。
今回はマイホームなどの不動産購入をご検討中の方に向けて、すまい給付金の要件と申請方法についてご説明します。
不動産購入で現金がもらえる!すまい給付金の要件とは
すまい給付金とは、簡単に説明すると住宅を購入した人対象に現金が支給される制度です。
所得や扶養家族によって支給額が決定しますが、最大50万円まで支給されます。
ではなぜこのような制度が生まれたのかというと、背景には消費税の引き上げがあります。
すまい給付金は2014年に消費税が5%から8%に増税されたことに伴い、消費者の負担を軽減するために導入された制度です。
そのためすまい給付金が利用できる不動産は2014年2月から2021年12月までに引き渡され、入居が完成した住まいになります。
新築、中古関係なく対象となりますが、消費税5%適用であれば対象外になります。
その他の要件として、申請者自身が住む住宅であること、床面積が50m2以上、住宅ローンを利用することなどがあります。
また住宅ローンを利用しなくても年齢が50歳以上であれば申請可能です。
収入の目安は消費税8%で510万円以下、10%で775万円以下でこれらは夫婦共働きかや子どもの年齢などによって変わります。
その他、住宅の品質が担保されていることも要件となっており、中古住宅の場合は耐震性も含まれます。
不動産購入で現金がもらえる!すまい給付金の申請方法
すまい給付金はマイホームなどを購入したら自動的に振り込まれるものではなく、申請手続きが必要です。
まず申請時期ですが住宅の引き渡しから1年3ヶ月以内となっています。
申請者は住宅取得者本人で、夫婦で共同名義であればそれぞれ申請することになります。
単独名義よりも多く給付金がもらえるケースも多いので、共同名義にするときは特に活用したい制度です。
申請書はすまい給付金公式ホームページからダウンロード可能で、申請は郵送または窓口で行います。
提出した書類に不備がなければ早ければ2ヶ月以内には指定した口座に振り込まれます。