中古物件を視野に入れてマイホームを探す際に重要となるのが「内覧」です。
実際に物件を見られるという中古物件のメリットを最大限活かすめに、今回は内覧する際のポイントについて解説していきます。
中古物件を購入した際の失敗談も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
内覧の前に中古不動産購入時の失敗談を知ろう
驚くことに、中古不動産を購入した7割の人が失敗を経験しています。
なかでも多い失敗談をいくつか紹介していきましょう。
●物件の設備・状態について
リフォーム済であっても、築年数が古い中古物件では劣化が隠せない部分があり、窓や玄関からの隙間風が気になる方が多いです。
また、ボールが転がるくらい床が傾いていたなどの欠陥に、購入後住み始めてから気づくケースも少なくありません。
●水回りについて
一見きれいに見えていても、パッキンや設備の劣化で水漏れがあったり修繕工事が必要になったりすることがあります。
そのため、キッチンやトイレ、お風呂場など水回りのチェックはより慎重にするべきとの声が多数あがっています。
●修繕費について
上記で紹介したような欠陥や劣化により、予想以上に修理やリフォーム代が必要になったという方も多いです。
中古物件は新築物件に比べ物件価格が安いのがメリットですが、状態によっては修繕費が高くかさみ、結果的に新築物件と同様の費用になってしまう可能性も否定できません。
●物件周辺の環境について
工事が多い地域で騒音が気になったり、公共施設が遠かったり、物件以外のことで住みにくさを感じている方もいます。
物件自体にばかり気を取られ、周辺の環境をよく確認していなかったのが失敗の原因です。
中古物件の内覧する際のポイントは?
お伝えしてきた失敗談の対策として、内覧する際のポイントを解説していきます。
まず、内覧時には、間取り図・筆記用具・スマートフォンまたはカメラ・などを持っていくと便利です。
そして、以下のポイントを重点的にチェックしましょう。
●間取り・日当たり
広さや部屋数はもちろんのこと、家具や家電を置いたときの使いやすさやなどのチェックも大切です。
また、部屋の向きや周囲に高い建物はないかなど、日当たりの良し悪しも確認しましょう。
●水回り
失敗談も多いように、水回りは特に念入りに状態をチェックする必要があります。
床が浮いたりシミができたりしていないか、カビは発生していないか、下水の匂いなど、納得できるまで確かめましょう。
●外観・内装
外壁にヒビはないかや軒裏や屋根などの状態や、壁や天井などにシミや汚れはないかなど、外観・内装ともにチェックしましょう。