注文住宅の購入は、すでに家ができあがっている建売住宅の購入よりも不動産業者との打ち合わせ回数がはるかに多くなります。
今回はこうした「注文住宅購入に関する打ち合わせ」にスポットをあて、具体的にどのくらいの打ち合わせ回数を想定しておくべきなのか、打ち合わせの際の注意点は何か、などについて解説します。
注文住宅の購入にあたってどのくらいの回数の打ち合わせが必要なのか?
注文住宅購入の際の打ち合わせに関して、まずは「どのくらいの打ち合わせ回数が必要なのか」についてお答えしましょう。
注文住宅購入の際の打ち合わせ回数は、人によって大きく異なりますが、トータルの打ち合わせ回数としては10~25回ぐらいの間におさまる人が大半、といった感じです。
「10~25回と言われても大きく幅がありすぎでは」と思われるでしょうが、これだけ幅が広いのは、着工前の打ち合わせ回数の個人差が特に大きいからです。
たとえば着工前の打ち合わせに関しては「施主のこだわりが強い」「施主と業者でお互いにプランで試行錯誤する」などという要素が加わると、あっという間に10回を超えてしまうことも多いのです。
これに対して「施主のこだわりが強くない」「明確なプランがサッと出せて施主と不動産業者での合意も早い」となると、着工前の打ち合わせは数回で終えることも可能です。
また、着工中および引き渡し前にもそれぞれ数回程度の打ち合わせが入りますが、ここで着工前の打ち合わせで決めた内容から変更や追加の要望が出た場合などはさらに打ち合わせ回数が増えます。
注文住宅購入における打ち合わせに関しての注意点とは?
注文住宅購入の際の打ち合わせをなるべくスムーズにするためには、以下のような注意点を意識しておきましょう。
●まずは予算をはっきりさせておき、それを不動産業者にも明確に伝える
●打ち合わせが始まるまでに注文住宅に関する要望などを家族で話し合ってしっかりまとめてメモなどしておく
●雑誌やホームページなどで自分たちの求めるテイストに近いものがあれば見せられるようにしておく
●間取りに関しては「動線や家具家電の置き場所に問題はないか」など実際の生活を頭のなかでもイメージして考える
●トラブルにならないよう、打ち合わせが始まったら打ち合わせの内容はメモなどに残しておく