1階建住宅である平屋は、売却するのが難しいと聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
平屋の売却を検討中の方には厳しい声かもしれませんが、平屋でも正しいアプローチをすると売却は可能です。
そこで今回は、平屋は本当に売れにくいのか、平屋のメリット・デメリット、売却方法のコツや注意点を解説します。
平屋を売却したいけれど売れにくいって本当？
平屋は複数階ある住宅に比べ、部屋数が少なかったり1部屋当たりの面積が小さかったりするため、居住人数の多いファミリー世帯にとって住みずらい傾向にあるのは事実です。
そして住宅の購入はファミリー世帯が多いため、どうしても平屋は売れにくいといわれてしまいます。
一方、子どものいない夫婦や子どもが自立し親元を離れた夫婦などは、広い部屋や多くの部屋数は必要ないため、平屋の需要が高く人気です。
平屋は物件数が少なく、ニーズが合えばすぐに売却へつながるため、一概に平屋が売れにくいとは言えません。
平屋を売却したい！平屋のメリット・デメリットとは？
平屋をスムーズに売却するためにも、メリット・デメリットを理解しておきましょう。
最大のメリットは、平屋には階段がなく、すべての部屋が1階にあることによる生活動線の良さです。
2階に部屋があると、1階の洗濯物を2階に片づけたり、2階の掃除のために掃除機を持って階段を上ったりなど、少しの手間と時間が毎日の暮らしの負担になります。
とくにご年配の方や老後の暮らしを重要視する方、居住人数が少ない家庭には、階段の昇り降りが不要な平屋はおすすめです。
また、建物の高さが低いため地震や台風などの自然災害時でも、揺れや風の影響が少なく、高層階の住宅に比べると安心して暮らせます。
平屋のデメリットは、採光が良くない点です。
平屋は高さが低いため、周辺の建物により日差しが遮られることが多く、南向きであっても日差しが入るとはいいきれません。
また、通行人の視線の高さに窓があるため、プライバシーの確保が難しく防犯上のリスクが高いといえます。
平屋の売却方法にコツや注意点はある？
平屋に向いている世帯にアピールすると売却できる可能性は高まりますが、注意が必要な平屋もあります。
築年数が20年以上経っている木造住宅の平屋の場合は、価値が低く、売却に時間がかかる可能性があるため、リフォームや解体を検討したほうが良いケースがあります。
内装や外観をリフォームしておくことで、物件の印象が良くなり、購買意欲を高められます。
さらに平屋は、敷地面積が広いケースが多いため、解体費用はかかりますが、解体すると高価格で土地を売却することも可能です。
まとめ
平屋のニーズを理解すると平屋の売却は難しくはありません。
売却に時間がかかる場合は、リフォームや解体も視野に入れて検討する必要がありますが、物件によって適切な方法は異なります。
平屋の売却を検討中の方は、最適な売却方法を見つけるためにも、まずは専門家に相談しましょう。
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