「先に新居を買うお金はないけれど、住みながら不動産を売ることはできるのか?」と悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。
結論は「可能」ですが、ポイントをしっかり押さえておかないと、スムーズに売却できない可能性もあります。
そこで今回は不動産の売却を検討されている方に向けて、家に住みながら売るためのコツや注意点についてご説明します。
不動産に住みながらスムーズに売却を進めるためのコツとは?
不動産の買い替えを考えたときに悩むことは、購入と売却のどちらを先に行うのかについてでしょう。
もし可能なら、先に新居を買って引っ越しを済ませて、売却する家の家具や家電などを撤去してから売りに出す方法が理想的です。
けれども、そのためには新居を買う資金を用意しなくてはなりません。
先に購入すると、売却したお金を充てられませんし、まだローンが残っている場合は二重ローンになってしまうこともあります。
ですから資金に余裕がない場合は、先に売却して、そのお金で新居を買う順番のほうが安心でしょう。
さて、先に売却をする際に心配なのが、内見時の印象です。
購入希望者が買うかどうかを決める大きなポイントとなるため、内見で与える印象はとても大切です。
ただ、住んでいると荷物をすべて撤去できませんから、住んでいない家に比べると狭い印象になることもあります。
ですから、できるだけスッキリとした印象を与えるために、整理整頓や掃除をしっかりと行うことが重要です。
いつ内見を希望されてもいいように、部屋はきれいな状態を保つように心がけ、予約が入りやすい土日の予定は空けておくとよいでしょう。
不動産に住みながら売却するときは注意点も押さえておこう!
住みながらの売却をスムーズに進めるためには、生活感でマイナスの印象を与えないように配慮が必要です。
整理整頓や掃除は重要なポイントですから、できるだけ広く見えるように、いらないものは積極的に処分しましょう。
とりあえず収納に詰め込んでしまおうと考える方がいるかもしれませんが、収納も見学を希望されることがありますから注意しましょう。
おしゃれなインテリアにすると、家具があっても好印象を与えられますから、いろいろと工夫してみることもおすすめです。
また、家には特有のにおいがあるものです。
自分では気付きにくいかもしれませんが、気になる人がいるかもしれませんから、内見前はしっかりと換気をするように心がけましょう。