今回は「不動産売却の理由」がテーマです。
不動産売却の際に、購入検討者から売却理由を聞かれることは少なくありませんが、ネガティブな理由の場合少し言うのをためらってしまいそうではありませんか?
不動産の売却理由の伝え方のポイントや「理由を秘密にすることはできるか」について解説しますので、ぜひ参考にしてください。
無難な不動産の売却理由の例とは?ネガティブな理由の場合の参考に!
不動産の売却理由が前向きなものであればその理由を正直に言っても問題ありませんが、「ご近所トラブルがあった」「ローン支払いが困難になった」「自分にはこの家の動線が不便に感じる」など、ネガティブな理由であればもっと無難な理由を伝えるほうがおすすめです。
「子どもが独立して家族の人数が減ったので自分たちには広すぎるから」「転勤したので今の勤務先から近いところに引越すから」などの理由が無難な理由の例としてあげられるでしょう。
ちなみにネガティブな理由であっても「建物の老朽化で不具合が出ている」「近くに墓地やごみ処理場などの嫌悪施設がある」「自宅で家族の自殺があった」などという場合は法的にも告知義務があるため、ごまかしてはいけません。
あと「今よりもいい家に住みたくなったから」という理由は一見ネガティブな理由でないように思えますが、「今の家に不満があるから売る」と解釈されかねないので注意が必要です。
不動産売却の際に売却理由を秘密にすることは可能か?
「不動産売却の際に売却理由を言いたくない、秘密にしたい」と思う人も少なくないでしょう。
しかし、売却理由は秘密にするよりも「無難な理由を選んで答える」というやり方に切り替えるほうがおすすめです。
なぜなら、購入検討者が売却理由を聞いても売主がはぐらかし続けるという状態では、印象が悪くなってしまう可能性があるからです。
このような状態では、売却の可能性がグッと下がってしまいかねません。
それでもどうしても秘密にしたいという人は、いっそ「売買の仲介だけでなく直接買取もおこなっている不動産会社に買い取ってもらう」という手を取るのもありです。