不動産の売却先が決まれば一安心、と言いたいところですが引き渡し当日にやるべきことが無事終わるまで気は抜けません。
今回は、不動産売却における引き渡し当日の流れはどうなっているか、引き渡し当日の注意点は何かについて解説しますのでぜひ参考にしてください。
不動産売却における引き渡し当日はこんな流れ!
不動産売却における引き渡し日当日は、残代金の決済日当日でもあります。
決済と引き渡しは同日におこなわれるのが原則で、その流れはざっと以下のとおりとなります。
1.住宅ローンの実行による残代金決済
2.所有権移転登記手続き
3.鍵の引き渡し
残代金の決済は、原則として買主が指定した場所でおこなわれます。
「住宅ローンを借りる金融機関で決済をする」というのがもっとも一般的ですね。
そしてこの決済は、基本的には午前中におこなわれます。
午前中を予定しておけば、もし何らかのトラブルやミスが生じて決済に不備が出たとしても、その対処にあたるだけの時間がとれるからです。
また、決済後は司法書士による所有権移転登記手続きがなされますが、これについても、決済の時間が早ければそれだけ司法書士の当日のスケジュールにも余裕ができます。
大きな金額の取引だからこそ、もしもの時の対応ができる時間の余裕を持たせることは非常に大切。
「決済および引き渡し当日はギリギリすぎるスケジュールを組むのは厳禁」ということですね。
不動産売却の引き渡し当日に気をつけておきたい注意点とは?
不動産売却の引き渡し日をいつにするか、などの調整は不動産会社がおこなってくれますが、引き渡し日はどの日でも選べるというわけではありません。
残代金の決済や所有権移転登記をする必要があるため、金融機関と法務局が開いている平日が選ばれます。
「土日祝日を決済&引き渡し日にはできない」という点は、事前に理解しておくことが大切です。
あらかじめ仕事のスケジュール調整などをできる範囲でしておいたほうがいいでしょう。
そして引き渡し当日の最大の注意点は「必要書類などを忘れず持っていくこと」です。
引き渡し当日に持っていくべき必要書類については、仲介してくれる不動産会社がどんなものが必要か教えてくれますので、それを忘れないよう心がけましょう。
出かける前に必要書類がすべて揃っているか、最終チェックをすることもおすすめします!