自由に間取りを決定できる注文住宅ですが、デッドスペースが生じてしまうことがあります。
しかし、工夫次第で有効利用できるゾーンでもあります。
そこで注文住宅の購入ではどんな場所にデッドスペースができてしまうのか、活用方法とともに確認していきましょう。
注文住宅の購入でデッドスペースが生じる場所と理由
注文住宅では、思わぬ場所に無駄な空間が生じる可能性があります。
そんな注文住宅における、デッドスペースの発生場所と理由は以下のとおりです。
階段の上下
注文住宅を購入する人の多くが、階段下のスペースを収納として活用しています。
しかし階段の上部にも、デッドスペースが生じているかもしれません。
階段で頭をぶつけない標準的な高さは2mなので、それより上は空スペースになっている可能性があります。
屋根裏
屋根裏は階段の次にデッドスペースが生じやすい場所です。
条件を満たせば収納としてだけでなく、ロフトのように利用できる場合があります。
床下
1階の床下は、活用できる空間が残されているかもしれません。
このほか和室にある小上がりの下部など、1階ではない場所にも床下のデッドスペースは存在します。
ウォークインクローゼット
意外なことにウォークインクローゼットのような大型収納の中にも、デッドスペースはあります。
たとえば奥にある荷物を取り出すための、通路部分が無駄なスペースになりがちです。
注文住宅の購入におけるデッドスペースの活用方法
注文住宅を購入するときは、デッドスペースを最小限にするため、住んだときの状況をイメージするのがポイントです。
家具や荷物をどこに置く予定なのかを考慮すれば、より効率的な間取りを実現できるでしょう。
それに加えてデッドスペースをうまく活用すれば、家全体の収納力もアップします。
壁面収納・埋め込み収納を設置する
柱や梁などが出っ張っている箇所には、壁面収納がおすすめです。
また壁の厚みを利用した、埋め込み収納(ニッチなど)もあります。
扉を付ければ壁となじむため、あまり物を置きたくない部屋にぴったりです。
あるいはあえて扉を付けず、見せる収納にすればインテリアとして楽しめます。
つり戸棚・可動棚を設置する
トイレや脱衣所といった、居室やリビングほど天井高を必要としないスペースに向いています。
階段上にもつり戸棚や可動棚があれば、荷物を保管しやすくなるでしょう。