時には、売却しにくいとも言われることがある旗竿地。
しかし、旗竿地の特徴を理解しておくことでスムーズな不動産売却を目指せる可能性があります。
売却を検討している不動産が旗竿地にあるという方必見の情報をお伝えしていきますので、ぜひ目を通してみてください。
旗竿地の売却は難しい!旗竿地の不動産が売れにくい理由とは
不動産の価値は、土地があるエリアや土地の形状にも大きく左右されるもの。
そのため、所有している不動産が旗竿地や狭小地などの特殊な形状に属する場合は、不動産の売却に不安を覚えることもあるかと思います。
一般的に高く早く売れにくいというイメージのある旗竿地は、不整形地と称される土地のひとつ。
すべての旗竿地に当てはまるわけではありませんが、旗竿地が売れにくいとされる理由としては下記のようなものが挙げられます。
●建築基準法の関係で建物の建築に制限が生まれやすい
●建物の改築など住宅土地としての活用がしにくい
●建築用の重機が入りにくい場合などは建築時のコストがかさんでしまうことがある
●住まいの防犯性が懸念されることがある
不動産売却検討中ならチェックしておくと安心!旗竿地の評価額について
もし売却を検討している不動産が旗竿地に該当する場合は、その旗竿地の評価額についてまず把握しておくのがおすすめです。
旗竿地を評価する方法にはいくつかありますが、路線価を用いた下記の3つの方法がわかりやすくなっています。
路線価は、国税庁の「路線価図・評価倍率表」で簡単に確認できますので、ぜひ活用してみましょう。
●評価額=路線価×奥行価格補正率×面積
●評価額=路線価×間口狭小補正率×奥行長大補正率×面積
●評価額=路線価×不整形地補正率×面積
旗竿地の不動産売却はコツが必要!上手に旗竿地を売却する方法
すべての旗竿地が売れにくいというわけではなく、売れやすい旗竿地というのも存在します。
売れやすいと言われているのは、道路と接する竿部分に4メートル以上の十分な幅がある旗竿地、日当たりや風通しが良い旗竿地など。
一方で、竿部分が極端に狭い、日当たりが悪い、立地条件が悪いなどの悪条件が揃ってしまっている旗竿地は、不動産会社への買い取りを依頼する方法もおすすめ。
また、隣地の買い取りを視野に入れてみる、再建築不可の旗竿地は隣人に買い取ってもらえないか相談してみるという方法などもおすすめです。