マイホームを売却する予定をされているみなさん。
カーポートの状態が悪い家は、「売れ残る可能性が高い」ことをご存じでしょうか?
そこで今回の記事では、家を売却する際にチェックしておくべきカーポートの状態や、修繕に掛かる費用の相場について解説します。
また、車庫に固定資産税が発生するのかどうかについても記載していますので、参考になさってください。
家の売却時にカーポートの状態が悪いときにはメンテナンスが必要?
カーポートは内覧者が最初に目に付く場所ですから、経年劣化が激しかったり、自然災害などにより破損したままの状態で放置しておくと、物件に対するイメージがダウンしてしまい、なかなか買い手が決まらなくなってしまいます。
しかも、カーポートは野外に野ざらしで放置されているため、あまり良い状態でないこともあります。
そのため、少しでも早く売買契約を成立させるためには、カーポートの状態に応じて清掃業者に車庫の掃除を頼んだり、修理や交換を検討する必要があります。
たとえば、車庫を新しいものと交換したときの費用相場は、車を1台駐車できるものであれば15万円~30万円前後、2台タイプは35万円~70万円となっており、機能や資材のグレードによっても費用が異なります。
また、単なるアルミサッシの修理ならば約1万5千円程度で修繕が可能な場合もありますが、修理の内容によって金額が大きく変わるため注意が必要です。
また、車庫を設置してから10年以上経過している場合には、修理するよりも丸ごと交換してしまったほうが、費用が安く済む可能性も考えられますから、「エクステリア専門店」に見積もりをお願いして、費用を確認してみると良いでしょう。
カーポートには固定資産税がかかるから家の売却時に不利なの?
「カーポートはいくらぐらいの固定資産税がかかるのだろう」「あまり固定資産税が高すぎると購入者が決まりづらいのでは」と心配していませんか。
固定資産税の対象となる駐車スペースは、3方が壁で覆われているような車庫や、シャッターつきのガレージタイプです。
そのため、天井部分だけがアルミサッシなどで覆われているカーポートは、通常は固定資産税の対象外とみなされますので、家を売却する際に不利になるようなことはありません。
逆に、すでにしっかりとした駐車スペースが確保されていると、買主が物件を購入したあとに自分でカーポートを設置する必要がないため、マイカー所有者にとっては魅力のある物件になります。