親など何らかの遺産を持っている方が亡くなった場合、子どもなどが遺産相続をおこないます。
その際に遺産分割協議などをおこないますが、そもそもどういった意味なのかトラブルのない進め方や解決策をご紹介します。
揉めることが多い遺産相続ですが、できる限り家族同士で揉めないように話すを進められるようにしましょう。
遺産分割協議とは
そもそも遺産分割協議とは、遺産の相続が発生した場合に遺産相続権を持つ方が全員集まり、遺産の分割について協議・合意することを指します。
もし遺言書があれば、遺産分割協議で遺言書の内容に従うのか、法定相続分とは違う割合で分けるか、などを話し合います。
遺産分割協議は原則として、遺産相続権を持つ方が全員集まって合意することが必要です。
遺産分割協議におけるトラブルとは
遺産相続協議では遺産の分割方法などでトラブルが起きますが、とくにトラブルとなる原因は以下の5つです。
●相続に該当する範囲の人数が多い
●遺産に不動産が多く評価方法がわかりにくい
●遺言書の内容が不明確
●特定の相続人だけが生前贈与を受けていた
●隠し子など想定外の相続人がいた
とくにややこしいのは、最後の隠し子などの想定外の相続人がいた場合です。
遺産分割協議での協議・合意は相続放棄をした相続人を除く、全員でおこなわなければいけません。
一度全員が合意していても、遺産分割協議で協議・合意に参加していない相続人がいた場合は遺産分割協議は無効となりやり直しとなります。
遺産分割協議におけるトラブルのない進め方と解決策
遺産分割協議をトラブルなく進めるためには何よりも、相続する遺産と相続人をしっかりと確定させることが大切です。
あとから新たな相続する遺産や相続人が出てくるのがもっともトラブルになる可能性が高くなります。
これらの解決策は、しっかりと相続人調査と相続財産調査をおこなうことです。
また、亡くなる方に生前しっかりとした遺言書を作成してもらうか、遺産や遺言執行者、相続人をはっきりと残してもらう方法もあります。
どうしても相続人同士の話し合いでは解決しない場合、家庭裁判所の遺産分割調停・審判に頼る解決策もあります。
まとめ
今回は遺産分割協議とは、トラブルのない進め方や解決策についてご紹介しました。
遺産分割協議ではトラブルが多いですが、できれば揉めたくないと思うのは当然です。
遺産分割協議でトラブルなく進めるためには、相続する遺産や相続人をしっかりと調べ確定をしてから進めるようにしましょう。
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