売り出している物件の魅力を高め、近年ではバーチャルステージングがおこなわれることがあります。
手持ちの物件を好条件で売るのに役立つことも多いので、方法の詳細を押さえておくと良いでしょう。
今回はバーチャルステージングの概要のほか、メリットとやり方も解説します。
不動産売却時に実施されるバーチャルステージングとは？
バーチャルステージングとは、売り出している物件を仮想空間上で魅力的に演出する販売手法です。
物件の魅力を高める演出として、これまではホームステージングがよくおこなわれてきました。
ホームステージングとは、売り出している不動産のなかに素敵な家具やインテリアなどを並べて物件の魅力を高める手法のことです。
バーチャルステージングはといわば仮想空間上でおこなうホームステージングであり、売り出している物件に家具やインテリアなどを実際に並べるわけではありません。
あくまでイメージ上の演出になるとはいえ物件の魅力は高められ、買主も購入の判断がしやすくなります。
さらに仮想空間上の演出に留めるおかげで、ホームステージングにはないメリットも得られます。
不動産売却時にバーチャルステージングをおこなうメリット
バーチャルステージングをおこなうと不動産の第一印象が良くなるうえ、その物件での暮らしを買主が想像しやすくもなり、物件が早くに売れたり高値が付いたりします。
ホームステージングでも同様のメリットが得られますが、家具やインテリアなどを借りて配置する影響で費用や手間がかかるというデメリットがありました。
しかしバーチャルステージングはあくまで仮想空間上で演出をおこなうことから、コストや手間を抑えられます。
部屋を空室にする必要もあまりないおかげで居住中の物件でも実施可能であり、ホームステージングよりも総じて手軽です。
家具やインテリアを実際に配置するわけではないため、演出作業中に物件を傷つける恐れがない点もメリットです。
不動産売却にあたってのバーチャルステージングのやり方
バーチャルステージングは、専門の会社に依頼する方法と物件売却の仲介を頼んだ不動産会社に依頼する方法とがあります。
ただ不動産会社ではまだ対応していないことも多いため、ご注意ください。
専門の会社に依頼する場合には複数のコースを選べることもあり、売主がある程度自分で設定をおこなったり演出をすべて委託できたりなど、さまざまなコースがあります。
バーチャルステージングの質を求めるときは、プロにすべて任せると良いでしょう。
費用は依頼内容によって変わり、プロに委託する割合が高いほど高額となるのが一般的です。
まとめ
バーチャルステージングとは、仮想空間上でおこなう物件の演出のことです。
物件の魅力が高まって好条件で売れやすくなるうえ、コストや手間があまりかかりません。
イメージ上の演出を請け負っている専門の会社もあるため、興味をお持ちの方はぜひ実施してみてください。
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