住宅構造のなかでも、木の暖かみが感じられる木造住宅は人気が高いです。
しかしながら、購入を検討するにあたっては、その耐用年数が気になる方も多いのではないでしょうか。
今回は、木造住宅の耐用年数とメリット・デメリットを解説します。
不動産の購入をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
木造住宅の耐用年数とは
耐用年数には、法定耐用年数と物理的耐用年数の2種類が存在します。
法定耐用年数は、減価償却資産が利用に耐える年数であり、構造ごとに法律上で定められています。
木造住宅の耐用年数は22年とされていますが、これはおもに減価償却の計算で用いられる数字で、建物の寿命とは関係ありません。
実際の建物の寿命にあたるのは物理的耐用年数で、研究によって多少は異なりますが、木造住宅は65年という結果が出ています。
適切なメンテナンスや修繕を実施すれば、法定耐用年数を超えても長く快適に暮らせると言えるでしょう。
木造住宅に暮らすメリットとは
木造住宅のメリットは、まず気密性が高い点です。
木造住宅は、耐震性を担保するために鉄骨造よりも壁や柱を多く設置しなければなりません。
そのため、壁が多く窓が小さい間取りとなり、気密性が向上します。
また、建築コストが安いのも魅力です。
鉄骨造よりも建材の費用が安く済み、工期も短いため、コストを抑えやすい傾向にあります。
さらに、耐火性に優れているのも大きな利点です。
建材として用いられる太い木は熱伝導率が低く、木の内部まで燃えるのに時間がかかります。
熱に耐えきれずに折れ曲がってしまう鉄骨とは異なり、木造住宅は火災が起きても構造体の中心が残り、家の形はそのまま保たれるケースが多いです。
くわえて、木は調湿性を備えているので、1年をとおして室内を快適な湿度に保ってくれるでしょう。
木造住宅に暮らすデメリットとは
木造住宅の懸念点は、職人の技量で仕上がりが左右されることです。
担当者の技量や施工会社の方針によっては、品質にばらつきが生じる可能性もあります。
信頼できる施工会社をきちんと見定めて、工事中も積極的に様子を確認するのが大切です。
また、防音性を求める場合、木造住宅はおすすめできません。
使用する木材の性質によっては、遮音性能が低く、音をとおしやすいデメリットが生じる可能性もあります。
そして、害虫被害のリスクがあるのも、懸念点のひとつです。
木造住宅はシロアリ被害を受けやすいため、定期的な防虫対策を実施する必要があります。
まとめ
木造住宅の耐用年数とメリット・デメリットを解説しました。
木造住宅の法定耐用年数は22年ですが、適切にメンテナンスや修繕をおこなえばさらに長く快適に暮らすことも可能です。
また、木造住宅は気密性が高く、費用が抑えられる利点があるものの、品質のばらつきや防音性といった懸念点もあります。
イエストアは大阪府の住吉区を中心に、南大阪エリアの物件を主に取り扱っております。
住宅ローン相談会もおこなっているので、お気軽にお問い合わせください。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓
イエストア メディア担当
大阪市住吉区での不動産探しなら、イエストアにお任せください。弊社では、大阪市住吉区を中心に土地・新築戸建て・中古戸建て・中古マンション・リフォーム済み物件など、不動産情報を豊富に取り揃えております。今後も不動産情報に関する記事をご提供します。