家を買う際に住宅ローンを利用する方は多いですが、土地だけを購入するときもローンを利用することは可能です。
しかし土地の購入で利用できるローンは、住宅ローンとは異なる種類となります。
そこで今回は、土地購入で使えるローンの種類や土地購入の流れ、注意点をご紹介します。
土地購入で住宅ローンは使えるのか？
土地購入後に注文住宅を建てる予定があれば、住宅ローンを使える可能性があります。
その際に使えるローンが2種類あるので、それぞれの特徴をご紹介します。
土地先行融資
土地購入時と建物完成時の2回に分けて融資してもらう方法です。
つなぎ融資
土地購入から建物が完成し住宅ローンを利用できるまでの「つなぎ期間」に利用できる融資です。
ただし、つなぎ融資は厳密にいえば住宅ローンとは別物です。
つなぎ融資の清算は住宅ローンの借り入れ時にその住宅ローンを使っておこないます。
土地購入の際にローンを利用するときの流れ
土地が見つかったら不動産会社に「買付証明書」を提出し、購入の意思を伝えます。
その際に土地の評価額を把握しておくと良いでしょう。
土地の評価額は公示地価・基準地価・路線価・固定資産税評価額以外にも類似した条件の物件取引事例などがあります。
このなかで参考になるのは類似物件の取引事例なので、確認ができれば参考にしてください。
その後は、ローンの事前審査を受けて通過したら本審査を申し込みます。
不動産会社で重要事項説明を受け、売買契約を締結しローン決済をすれば土地の購入が完了となります。
ローンを利用して土地購入をする際の注意点
まずはじめに住宅が問題なく建てられる土地かどうかをチェックします。
その理由は、土地を購入したあとに住宅の建築が前提のローンを利用するからです。
用途地域や法的規制の有無なども、しっかりと土地の情報を確認しましょう。
また、つなぎ融資は住宅ローンよりも金利が高く、借りられる期間は1年未満なので注意しましょう。
最後の注意点は、土地先行融資の場合に土地の資料だけでなく建物プランの資料も提出する必要があることです。
納得のいく取引ができるように、注意点を意識しながら進めていきましょう。
まとめ
土地購入の際に使えるローンは、土地先行融資またはつなぎ融資の2種類です。
それぞれ内容が異なるので、特徴などを考慮して利用を検討しましょう。
ローンを利用して土地を購入する流れや注意点を参考にしながら、自分に合った方法で購入を進めてください。
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