不動産売却を検討するなら、まずは査定をしてもらうかと思いますが、不動産会社によって査定額が変わるケースがあるでしょう。
今回は、査定額に差がある理由や一括査定サイトを利用する際のコツ、注意点もあわせてご紹介します。
不動産売却時に適正な価格で売却したい方は、ぜひチェックしてみてください。
不動産会社によって査定額が変わるさまざまな理由とは?
実は、査定額は不動産会社によって多少異なる場合があります。
たとえばA社が1,000万円の査定を出した場合でも、B社は1,300万円といったように数百万円の差が出るケースもあるのです。
ではなぜ不動産会社によって査定額に差が出るのかというと、以下のような理由が挙げられます。
●不動産会社ごとに得意分野がある
●参考とするデータが異なる
●地域相場の読みが異なる
ひと口に不動産会社といっても、駅周辺や駅から離れた場所、マンションや一戸建てなど、それぞれ売却の得意分野が異なります。
そのため、所有している不動産を得意とする不動産会社であれば、高額査定が期待できるでしょう。
また、不動産会社によって地価データや売却するエリアの相場なども異なるため、査定額にも影響が出ます。
ただし、あまりにも相場とは異なる高額査定を出す不動産会社には注意が必要です。
高額な売却額で売り出しても売れ残ってしまい、結局価格を下げて売却までの期間が長引いてしまうかもしれません。
不動産の査定額を知るために一括査定サイトを利用する注意点とは?
複数の不動産会社の査定額を知るために、一括査定サイトを利用する方法があります。
一見便利な一括査定サイトですが、いくつか注意点もあるので利用時には気を付けましょう。
●適正価格を見極めにくくなる
●しつこい営業があるかもしれない
●地域密着の不動産会社と出会いにくい
一括査定サイトでは複数の不動産会社が査定額を提示してくれますが、その価格はバラバラであることが多いです。
そのため、一括査定サイトの査定額だけでは、不動産の適正価格を見極めることは難しいと言えるでしょう。
また、一括査定サイトに依頼することで個人情報を登録しなければいけません。
場合によっては、不動産会社からしつこい営業を受ける可能性も。
仲介手数料を得るために、あえて高額査定を出す場合もあるため特に注意が必要です。
このような注意点があるので、一括査定サイトを利用するときには相場の参考にする程度にしておくのがおすすめです。