内装や設備がなく、建物の骨組みだけとなったスケルトン物件の売却を検討している方もいるでしょう。
かし「現状のまま売却できるのか」や「事前にリフォームをしたほうが良いのではないか」などの疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、スケルトン物件を現状のまま売却するメリットとデメリットを解説します。
スケルトン物件を現状で売却するメリット
スケルトン物件を現状のまま売却する最大のメリットは、売却コストを削減できる点にあります。
内装・設備工事を実施する時間もかからないため、より短期間で売却したい方にはおすすめの方法です。
また、たとえ数百万円もの費用をかけてリフォームをしたところで、購入者が内装を気に入るとは限りません。
しかしスケルトンの状態で売却することで、購入者は自身の希望する内装や間取りへと自由につくり変えられます。
なかには自分好みの内装にすべく、初めからスケルトン物件を探している方もいるため、購入者の需要と合致すれば早期売却も十分期待できるでしょう。
スケルトン物件を現状で売却するデメリット
購入者がスケルトン物件を利用するには、まず内装や設備工事などをおこなう必要があります。
そのためスケルトン物件を売却する際は、購入者が負担するリフォーム費用を考慮して値段を下げざるを得ません。
また、購入した物件を自分好みに仕立てあげたい方からの需要が高いスケルトン物件ですが、一方でリフォームを施さなければ利用できないことから、一般の購入者からは敬遠される傾向にあります。
購入希望者が見つかりにくい可能性がある点はデメリットといえるでしょう。
スケルトン物件はそのままで売却可能！
スケルトン物件は、そのままの状態でも問題なく売却できます。
「事前にリフォームをしたほうが高く売却できるのではないか」と考える方もいるかもしれませんが、たとえリフォームを実施したとしても、それが売却価格に反映されるとは限りません。
たとえば1,500万円で購入した築30年の中古物件を1,000万円かけてリフォームをしたところで、2,500万円以上で売却できる可能性は低いでしょう。
場合によってはリフォーム代が多額におよび、売却金額で回収できないリスクもあります。
スケルトン物件の売却に際しては、費用対効果をしっかりと検討することをおすすめします。
まとめ
建物の骨組みだけのスケルトン物件は、現状のままで売却が可能です。
リフォーム代分、売却価格が下がるデメリットはありますが、無駄な費用や時間をかけずに売却できる点は大きなメリットでしょう。
なかには自分好みの内装にすべく、最初からスケルトン物件を探す方もいるので、早期売却も十分期待できます。
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