一般的に、川沿いにある家は買い手がつきにくく、売却金額が下がるといわれています。
そういった物件の売却を検討している方のなかには、売れるかどうか不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、川沿いの家のメリットやデメリット、スムーズに売却する方法と浸水被害が及ぼす影響についても解説します。
川沿いの家をスムーズに売却する方法とは?
家が川沿いにあるのは、買主からすれば不安材料のひとつであり、売主は不安を解消する努力をしなければなりません。
買主の不安を解消するためには、ホームインスペクションをおこなって欠陥の有無や修繕が必要なところを指摘してもらうのが、有効な方法として挙げられます。
売主側ですぐに対応できる部分は、修復してから売りに出したほうが売れやすくなるでしょう。
また、地盤調査をおこない、強度に問題があれば改良工事をおこなうのも売却をスムーズに進める方法のひとつです。
なお、築年数が経過している建物に関しては、解体して更地にする方法もあります。
川沿いにある家の売却時のメリットとデメリットとは?
川沿いにある家のメリットのひとつは、夏でも風が吹きやすいうえに、遮るものがなく風通しの良いことです。
川に沿って遊歩道や並木道が整備されているところも多く、買主にとっては眺めの良さも購入の決め手になるケースもあるでしょう。
しかし、川沿いの土地は水分を多く含んでおり、地盤の弱い土地である可能性の高さがデメリットです。
軟弱な地盤の土地は、地震発生時に地盤沈下が起こったり建物が傾いたりする危険があり、これも川沿いの家が敬遠される原因のひとつです。
また、とくに湿気が多い季節は、蚊や小さな羽虫などの虫が大量に発生し、それが室内に侵入してくるおそれもあります。
川沿いの家の浸水被害が売却に与える影響とは?
川沿いの家が一度でも浸水被害にあった場合は瑕疵物件となるため、売却の際には浸水の事実を買主に告知する義務があります。
取引価格の相場から2割から3割ほど売却価格が下がってしまうと考えられますが、それでも事実を伝えないわけにはいきません。
契約時に告知しておかないと、のちに事実が明るみに出た場合に、契約を破棄されたり損害賠償を請求されたりするおそれがあるからです。
また、売買契約が成立し、売却が決まってから引き渡しまでの間に浸水被害による損傷があった場合、買主は無条件で売買契約の解除をおこなえます。
手付金などそれまでに受け取っている代金があれば、それも原則的に返金しなければなりません。
まとめ
川沿いの家は風通しが良いなどの良さもありますが、地盤が弱かったり虫がわきやすかったりなどのデメリットもあります。
インスペクションや地盤調査をおこなえば、買主の不安が取り除かれ、スムーズな売却につながるでしょう。
過去に浸水被害があった場合は、売主は浸水被害の事実を買主に告知する義務もあります。
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